brotherの皆様、ご無沙汰しています。MISAです、こんばんわ。
2017年度もあと二日で終わりを迎えようとしていますね。

ブログの方は2016年の5月から、記事の更新を一旦ストップさせていましたが・・
その間は皆様も元気に過ごされていたでしょうか?

B'zの30周年に合わせて、もう一度この旅ブログを再開させる。
そして悔いなく終わろうとしていたあの日から、約一年半が経ちました。

『この先もB'z旅は続けても、自分の思いや考えを文字で伝えるのはもうやめよう・・』

ブログをやめた私にとってこの一年半は、新しいB'z旅を模索していた時間でもありました。
それがやっと一つの形となり、今年から新しい方法でB'z旅を再開させようとしていた矢先・・
とても衝撃的な光景を目にする事になってしまいました。そうです。
昨日12月28日にインテックス大阪で行われた、レディクレでのステージの事です。
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私は会場に足を運んでいて、実際にその一部始終を目撃してしまったのですが・・
あの時の切なさや辛さが入り混じった感情は、一日経っても全く消えていません。

本当は年明けにこの場で、新しいB'z旅のお知らせだけを更新するつもりでしたが。
気が付けばパソコンの前に座り、昨日の事を思い返しながら今この文章を書いています。
約一年半振りに更新する内容は、決して喜ばしいものではなくなってしまったけれど・・
この記事を読んだ否定と肯定どちらの方も、何かを感じて下されば有り難いです。


FM802 ROCK FESTIVAL [RADIO CRAZY 2017]

※以下セットリストの表示あり!
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私が稲葉さんの異変に気付いたのは、ステージ左から姿を表した瞬間でした。この時点ではまだ声は発していませんが、何かとてつもなく不安な気持ちになり心がざわついた感覚があったのです。顔が見えた瞬間から明らかにいつもと違う雰囲気が漂っていて、変な異和感に包まれていました。そしてその数分後には、とても辛い現実を見てしまう事になるのです・・

【声明】
歌い出した稲葉さんの声はいつもと違っていてすぐにわかった。ただ最初はマイクの音割れか音響の調子が悪いのかなぁとも思って、その原因は会場のせいなのだと思っていた。でも歌い進めるうちにその声はどんどんとかすれていき、明らかに本人の声が死んでいってるのがわかった。歌詞もしどろもどろになり表情も更に硬くなってくるし、顔色もどんどんと青ざめていく・・。そのうち歌えない部分も出てきて、演奏だけが進む中で水を飲みながら何とか必死に声を出そうとしている。2番終わりではほぼ潰れてしまい"燃え尽・・・こそ・・・か・・が・・や・"のフレーズがまともに言えない状態になってしまった。

【CHAMP】
完全に状況を把握した会場も凍りついていて、叫び声や泣き出している人もあちこちで見られた。誰もが"これはやっちゃダメな状況だ!"って感じているであろう中、それでもCHAMPのイントロが始まっていく。松本さんがいつもよりも更に前に出てきて、自分の演奏で何とかカバーしようとする姿に胸が詰まった・・。"バッ・・・ミラ・・・・いらな・・・・"2番に入っても歌い出しから全く声が出なくなり、歌うのをやめて水のところまで行き何度も口にする。その間はバンドメンバーの演奏だけが続いているけれど、それぞれが何とかしようとする必死な気持ちが痛いほど伝わってくる。シェーンはスティックが折れそうなほどの勢いで、これまで見たことのないような激しさでドラムを叩いていた。そのシェーンに向かって手で×(バツ)ってやってる稲葉さんの姿を見ていたら、胸が張り裂けそうになった・・
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そんな状態の中で2曲目が終わり、ここで稲葉さんはステージから一旦姿を消す。残ったシェーンとバリーが会場の雰囲気を繋ごうと音を出し始めるけれど、スタッフがそれを制止して一旦全員が引っ込む形に・・。DJの大抜さんから『一旦ここで中断をさせてもらいます』との説明があった。5分くらい経過してから稲葉さんが戻って来たけど『こんな声でごめんね・・。本当にごめん・・』と何度も何度も謝っていた。

稲:『こんな状態でこのまま歌うのも申し訳ないんですけど・・。だからといってこのまま終わるわけにもいかないので・・。こんな素晴らしいRADIO CRAZYの雰囲気を潰す訳にもいかないし、こんな声ですけどもう少し歌ってもいいですか?申し訳ないですけど一緒に歌って下さい・・』

【ultra soul】
そんな言葉を言い残して3曲目のウルトラソウルへと突入した。

"どれだけがんばりゃいい 誰かのためなの?"

ステージ上の稲葉さんは今まで一切の妥協を見せず、悲しみを知り一人で泣いてきたB'zとしてのシンガー人生だったと思う。ホントだらけステージ上の真っただ中で、こんなボロボロの姿になってまで、それでもまだ限界まで 暴れてやろう とする姿が凄かった・・。それでもやっぱり声は出ず、歌が途切れた時は客席に向かって深いお辞儀をして謝っていた。合掌しながら何度もごめん、ごめんって・・。"Do it・・Do it・・ Do it・・ Do it"のあと"Hey!!!"の松本さんの声はいつも以上に大きくて、ここでもTAKの気持ちが痛いほど伝わってくる。今まで何度も何度も数えきれないほど聴いてきたウルトラソウルだけど、この日の演奏ほど胸を締め付けられた事はなかった・・

【BANZAI】
予定よりも短縮された為、この日最後となった4曲目に突入する。"稲葉さんもう十分だから・・。もう歌わなくていいから・・"って思いしかなかったけど、それは他の人も一緒だったかもしれない。声が出ない稲葉さんの代わりに客席からサポートする形でみんなも歌っていて、それに向かってまた深く頭を下げている稲葉さん・・。"カコモミライモイッショ・・"のあとにやったロングシャウトは、出ない声をムリヤリ振り絞りながらの"魂の叫び"に見えた。そんな姿を見ていると、このまま稲葉さんがステージ上で倒れてしまうんじゃないか・・。このまま一生声が出なくなってしまうんじゃないか・・。そんな不安と怖さしかなかったけど。あんなに声が出ない中でもこの数秒間だけは嗄らさずに叫び続け、本物のロックシンガーとしてのプロ魂を見せつけられた。稲葉さんは全ての悔しさを、あのロングシャウトにぶつけていたように感じました。
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稲:『本当にすみませんでした・・。今日の事は必ず何かの機会でお返しします。』

その表情からはまだ悔しさが滲み出ていて、終わった後もしばらく動かずに立ち尽くしていた・・
そんな稲葉さんの肩にポンッと手を置いてから捌けていく、松本さんやシェーンの姿が印象的で。

終わったあとは初めて見てしまった光景に、しばらくその場を動けなかった・・
そしてどうしていいのかわからなかった・・

ブラザーさん達と少し話をしてたけど、他のアーティストを見るつもりだった人達も、
『そんな気になれない・・』と言って帰って行った人も多かった。

自分も外では平常心を保っていたけれど、モヤモヤしたまま家に帰ったら。
ずっと抑えていた思いが溢れてきて涙が出てきた・・
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私は2013年から始めたB'z旅の中で、いろんな光景を見たり多くの人達とも出会った。
そんな旅の中では数多くの乱暴な現実も、嫌というほど目の当たりにしてきた。
そしていつしか普通のファンと同じ様に、B'zの事を見れなくなってしまっていた・・

多くの現実を知ってしまった事で、もう普通にファンとしての視点ではなく。
全てやっている側の視点でしか物事を捉えられなくなってしまったのです・・

すると今まで感じていたファンとしての勝手な思いなど、もうどうでもよくなってしまった。
そんな自分と同じ感覚で共有できる人もどんどんと減っていき・・
ブログを休業する頃には孤独感しかなかったように思います。


そんな中でも何とか伝えたい事もあって、時には突っ込んだ記事を書いた事もあった。
そしてやはり一番伝えたかったのが、私も含めてのファンや関係者のみんなが・・

"B'zの2人に対して多くの事を身勝手に求め過ぎていないか?"という事です。

今回の事については、風邪や喉の調子が治ったら大丈夫だという意見もある。
でも実際にあんな姿を見てしまったら、そんな安易に考える事なんてとてもできません。
私はB'z旅をした事で、普通よりも早くそういう事にも気付いてしまったのだけれど・・
今回の事でやっと世間の人達も、痛いほど思い知らされた事と思います。

いつもみんなが完璧だと憧れている稲葉さんも、

やっぱり普通の一人の人間なんだって事を・・

今までの30年間で一度もそういう部分を見せなかった事自体が、とんでもないこと!
だからこれ以上『頑張って!』『期待してる!』なんて無責任な言葉はとてもかけられない・・
今まで誰よりも頑張ってきたからこそ今のB'zがある訳だし。
これ以上まだ頑張れ!なんて、私には全く思えなかった・・
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いつか二人も言ってました。

『B'zっていう"箱"みたいなものがあって、いろんな人が寄って来ていろんなアイデアや意見を詰め込んでくる。それがどんどんと大きくなっていって、今ではB'zが僕達の元を離れて一人歩きし始めています』

この言葉通りに、最初は松本さんが作ったB'zというバンドだったけれど。
ファンやそれに関係する人達が、みんなで育てて大きくしてきたというのは間違いのない事実。
ただ反面で、そのファンや関係者がB'zを潰してしまう危険性だってあるんだってこと・・
それを忘れちゃいけないって理解しておくのも、とても大切な事だと私は思っています。

いろんな人のいろんな思いがある中で、私の様な少数派の意見は理解されにくい。
でもブログでもずっと伝えてきた様に、二人が身を削ってやっている事だけは紛れもない事実。
津山でも以前に稲ママと話をさせてもらった時に・・

『あの子のストイックなところを見てると、本当はもう解放させてあげたいけどね・・。これだけ多くのファンが楽しみにしてくれてたら、そういう訳にもいかないから・・』

この言葉も私の中でずっと忘れる事ができません。
今までずっと演奏して歌って、長い時間をかけて私達ファンを楽しませてくれたこの30年・・

それは決して当たり前の事だと思ってはいけないし・・
あって当然だと思っていた気持ちを、改めて見直す事が必要なのかもしれません。

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ただ私達がどれだけ心配したところで、あの人達は当然このまま引き下がる事は絶対にないでしょう。
稲葉さんも言ってた通り、このリベンジはいつか必ず果たす時がまた来るのだろうと思います。

ただその前に、まずはとにかくゆっくりと休んで欲しい。
そして31年以降も元気なB'zの姿を見せてもらえるように・・
ファンも含めた周りの意識も大切だという事を、絶対に忘れてはいけないと改めて感じました。

明日からの名古屋公演については、とても心配で全く落ち着けませんが・・
この記事を更新した時点では、公式からのお知らせはまだ何もありません。

B'zに関わる多くの人達の思いが交錯する中で、もうすぐ新たな時代を迎えようとしています・・
※追記です

開演まで5時間を切りましたが、公式からの中止発表はなし。どうやら今日のステージは強行されるようです。本人達がやると決めたのなら私達はもうそれを見届ける事しかできないのでしょう…

かなり迷いましたが家でじっとしてもいられないので、直前販売でチケットを入手して今から名古屋に向かう事に決めました。どんな内容になっても今日のステージをしっかりと目に焼き付けて、あの人達の生き様を肌で感じて来ます。

でも向かっている途中に中止の連絡が入ったら、それはそれでホッとするかも…。どうか今日一日が無事に終わりますように…