隠岐の島での滞在、2日目の朝を迎えました。
日が沈むと眠り、朝日が登ると目覚める!

人は本来この様なサイクルで活動するのが、自然な事なんですよね~
こういった当たり前の事を、大自然というのは教えてくれるんです。
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何とか無事に一夜を過ごしました!178号よりは熟睡できなかったけど・・

外へ出ると、早朝の澄んだ空気が気持ちいいです!
旅に出てから、朝の散歩も自然とするようになりました。

近くをブラっとしてから、ベースキャンプに戻ります。時間はまだ7時頃・・
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『そういや、朝一のフェリーって9時だっけ??』

自分は隠岐の島を散策してから夕方の便で帰るつもりだったけど、
せっかく早く起きたし、みんなを見送りに行こうかな~ってふっと思った・・

でもこの思い付きが、またあの感動的な場面に繋がったんですよ!
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とりあえずテントを片付けましょう・・

ワンタッチテントの撤収、しばらく間隔があくと
あの8の字の折り畳みに一瞬とまどう??

片付け終わった頃、傍の車で寝ていたカップルさんが起床。

『おはようございま~す。眠れました??』
『何とか・・。でも暑くて窓も開けれないし・・』
『じゃあ自分は先に写真撮りながら港戻ってますね~』
『ハイ!あのバイクじゃ先に行かないと間に合いませんもんね・・』
『確かに・・(;´Д`)』

テントを張らせて頂いた羽衣荘の方にお礼を言ってから、
ポンコツに荷物を積み込んで西郷港へと戻ります。


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パラパラパラパラ・・・・。相変わらず遅い(;・∀・)

まぁでも帰りは風景写真を撮りながらだったので、逆にこのスピードで十分か・・
では隠岐の島の素晴らしい風景を皆さんにも、パーッとばらまきましょうか!

ここはベースキャンプの近く☆小さな漁師町で漁船もたくさん停まってました☆
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隠岐の島は海と山を両方楽しめる、素晴らしい絶景がたくさん☆
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このトンネル、ライブの帰りはコワかった・・。対向車も無いし他の車が全くおらん!
真っ暗の山道を30kmって、相当な恐怖やった・・
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西郷港の近くまで戻ってきました~
カニさんが道路を横断中です・・。はねられないように気を付けて!
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カニさんと戯れてたら、登校中の女子中学生達が・・
『おはようございま~す!』とみんな挨拶してくれます。

都会ではまず見ない光景だけど、こういうのってとても気持ちがいい!
一旦会場に戻って写真を撮ってから、昨日見つけて気になっていた裏の神社へ。
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登って行ったら、結構立派な神社!
ここでも稲葉さんと同じく、ごenがあった場所って事で参拝をしてきました。
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西郷港に戻ると、ちょうど乗船準備が始まってます。
ツアートラックも今からみたいですね!
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動画撮ったんだけど、重くなるのでやめときます・・
隣で本家が撮影していたのでDVDになった時は入ると思いますよ!
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あっ、そうそうSさん夫婦に電話しておこう!

『プルルル・・あっ、もしもしMISAですけど!もうフェリー乗られました?野宿大丈夫でしたか??』
『ん?野宿??フェリー??なんじゃ??』

間違えて、佐賀のじいちゃんに電話してしまいました・・(;・∀・)
だって両方Sさんやから、電話帳に並んでたんやもん!

じいちゃんゴメン、かけ直す・・m(__)m

あわててSさんにかけ直したら、もう乗船される間際で顔を見れませんでした・・

仕方ないので、ターミナルの2階デッキ部分からフェリーを見送る事に・・
大量の紙テープが、船と港を繋いでいます。
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『隠岐の人はこんな演出までしてくれて嬉しいなぁ!』

・・って思って眺めていたその時、もう一つの感動的なサプライズが!!

西郷港全体に流れ始めるB'zのBGM☆聴こえてきた曲は・・

『さよならなんかは言わせない~ 僕らはまた必ず会えるから~♪』

これかかった瞬間に港の空気が変わっちゃって、
船に乗ってるファンも見送ってる隠岐の人達も感極まっている・・

遠かったけれど、明らかに涙を流してる人もこちらから見えました。

きっとこの島で過ごした2日間の中でみんなそれぞれに出会いがあって、
いつまでも消えないものが胸に刻み込まれたんでしょうね・・
  
さよならなんかは言わせない 僕らはまた必ず会えるから
輝く時間を分けあった あの日を胸に今日も生きている

潮風は強く僕の頬をなでている 君を故郷に送る船がもう着くころ

そんなに遠くに行くわけじゃないのに 馬鹿だよね
別れることがただ悲しいことにしか思えないから 見送れない


さよならなんかは言わせない 淋しそうに太陽が沈んでも
小さな星で愛しあった 君は今もきっと笑っている・・



何かこうやって、思い出して書いてるだけで泣けてくるな(:_;)

ちょっと見づらい動画ですが、少しでも伝えたかったので。
もっときれいに撮れるように練習しないとね・・

おそらく殆どのファンが朝のフェリーで帰った為、もうその後の寂しさといったら・・
でも次のフェリーまで6時間もありますよ!
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観光するつもりだったけど、何も決めてね~し・・
しかも知合った人は、先にみんな帰っちゃったし・・

あっ、佐賀のじいちゃん放置プレイ!!

『もしもし~じいちゃん、さっきはゴメン!間違えてかけたわ』
『そうじゃろ~!そうだと思っとった!今はどこにおるんじゃ??』
『今は隠岐の島におるよ~』
『またエライ場所におるんやのう!長崎はどうじゃった??』

ここで報告を強制されていた夕陽が丘の感想を伝えると、
じいちゃんは喜んでくれました!

さてさて、とりあえず観光協会行きますか~。中はこんな感じでした☆
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今から予約なしでもできるツアーみたいなのが無いか尋ねると・・

『あ~、かっぱ遊覧船なら今からすぐ出ますよ~』
『かっぱですか~??』

振り向くと受付の真っ最中。
まぁ時間余りまくってるしいいか~って事で、すぐに申込み!

ガイドさんの案内付きで、西郷港周辺を屋形船で観光してくれます。
この辺には“かっぱ伝説”が残っていて、こういう案内をしてるのだそう・・

乗船記念にもらいました!
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お昼前になったのでガイドのおっちゃんにご飯を聞いたところ、
やっぱり隠岐そばを勧められた。

まぁ美味しかったし、今度は屋台じゃなくてお店で食べるか!

って向かったのは、『お食事処 味乃蔵』

『すいません、隠岐そば定食で!あっ携帯の充電いいですか?』
『すみません、それはお断りしております・・』

通された座敷には嫌ってほどコンセントあるのにダメだと言われた。
でもトイレに行ったとき・・

『本当はダメだけど、他のお客様が来るまでならいいですよ!』

っとこっそり言ってくれました。おばちゃん、もしかしてツンデレですか(;・∀・)
隠岐そば定食いただきます☆
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食べ終わって出ようとしたら、おばちゃん達が窓から外を見て何やら騒いでる??
聞くとちょうどお店から川を挟んだ向かい側のホテルが、メンバーの宿泊地らしい・・

この時まで知らんかった・・
そろそろ出てきそうな雰囲気だと言って、盛り上がってます!

どうせまだまだ時間有り余ってるし、する事もないし、
ちょっと覗いてみようかな~と思って橋を渡っていきました。


するとホテルから1台のワゴンが目の前を通り過ぎて行った・・
後で聞いたら、そこには増田さんとシェーンとバリーが乗っていた様です!

うっすらとしか中が見えなかったけど、真ん前過ぎて行ってたんだー
でもホテルの前には、まだ数人の人が集まっている。

反対側で見ていた人達のところまで近づいてみると、
どうやら稲葉さんがまだ出てきてないらしい!

ここでもまぁ、時間もあるしいいかぁ~と思って待ってみる事に・・
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何か初めて出待ちというのに居合わせたんだけど、いろいろと決まりがあるんですね。

このラインから外に居て下さいとか、写真はダメだとか、声を出してはイケないだとか・・
スタッフの方から事前に説明みたいなんをされて、ルールの中でお見送りするらしい。

女性のファンは、こんな風にしていつも追いかけてるのか~
人も10人くらいだったので一緒に待ってたら、わりとすぐに出てこられました。

『おっ、稲葉さんや!』

正面玄関の道路を挟んだ反対側から見てたんだけど、
サングラスをしてボーダーのシャツを着た稲葉さんがはっきり見れました!

20年以上ファンやってるけど、ステージ以外の姿を見たのは初めてやったな~
ちなみにTAKだけは、山の方のロッジ?かなんかを貸し切っていた様です。

この隠岐プラザホテル、この日は完全に貸切りだったそうですが、
ここでは一番のホテルだそう↓



ホテルのお姉さん達は至近距離で見送った後にはしゃいでて、
それを見てた出待ち組みの人たちは、すごい羨ましがっていました。

好きな人に対する女性のパワーはスゴイんですね・・
まぁ自分も、生稲葉さんを見れたのは嬉しかったけど!

歩いてると郵便局がありました。

ここかな~??島民の先着枠150人を巡って行列ができたのは!
往復はがきでの応募しかない為、郵便局にたくさん並んだとか書いてあったけど??
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時間になったので、ポンコ・・いやいや、レンタルバイクを返しに行きます。
帰りは港まで送ってくれるらしいのですが、知らん親子連れとあいのりだと・・

お母さんと30代位の息子らしき、二人組の親子が後ろに。
前には自分と愛想のないレンタカー屋のおっさん・・

話せる雰囲気が全くありません(-.-)

たった10分なのに、かなり気まずい車内の空気・・。こんなあいのりはイヤだ~
本家本元のあいのりなら、恋も友情も生まれずに、即効で番組は打ち切りですよ・・

重苦しい雰囲気の中、やっと港に着きました。
レンタカーのおっさん、ドアも開けず荷物も降ろさず挨拶もしません・・

まず車から一歩も降りても来ないで、『早く荷物降ろせ!』的な態度。
シートベルトすら外しやしねぇ・・

よくそんなんで、サービス業が務まるよなぁ!
隠岐の島も人も大好きになったけど、このポンコツだけは二度と借りる事はないな・・

西郷港に戻ってきて、だんだんとフェリーの時間も近づいてきました・・
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ロビーに戻ると、さっき出待ちで出会った人達と再会。
『空港まで見送ってきました~!』と、とっても嬉しそうです!

乗船券を購入して、島を後にする時間もいよいよ迫ってきた・・
残っていたファンも、名残惜しそうにロビーに流れるライブDVDを観ています。

そして乗船・・。朝は向こうから見送ったけど、今度は見送られる番ですね。
送ってくれる島の人も、朝の便より増えてました。
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大量に風に舞う紙テープ!
船がだんだんと岸から離れ、両者を繋いでいたテープもついに最後を迎えます・・

『またね~!ARIGATO~!!』

港からも船からも、交互に飛び交う声はその後しばらくずっと続いていました。
自分は両方の目線からこの光景を見る事ができて、本当に幸せだった!

この時に港で流れていたのは『OCEAN』

最後に長い長い汽笛が『ボーーーーーーーッ・・』と鳴り響いた後、
私たちを乗せたフェリーは隠岐の島を後にしました・・
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離島で過ごした2日間・・ 船旅の思い出・・
抱えきれない程の感動を経験しながら、LIVE-GYMの舞台は鳥取へと移っていきます。

きっと帰って来よう・・。いつかまたここで!

楽しかった思い出を胸に、178号で再び走り出したのでありました。
テントと寝袋一式を、七類港に忘れてきた事に気付きもせずに・・

感動が台無しじゃね~かよ~ぉ~>゜))))彡


ポンコツのクソ原チャ☆この日の走行距離!
ベースキャンプ地~西郷港 14km

178号☆この日の走行距離!
西郷港~鳥取間 89km