【オープニング】
六角形のセルがいくつも並んだシャッターの様な幕に、効果音と合わせて3D映像が流れます。一つ一つのセルが脈打ったり、レゴのフィグみたいな小人がそれをよじ登ったりして、最後に能面の顔が“C'mon!”と叫ぶとさよなら~のイントロがスタート!ただB'zとはあまり関係のない映像ばかりで時間もちょっと間延びする感じなので、
いつもの様な“もうすぐ来るぞ!”感が弱かったのが残念・・


【01.さよなら傷だらけの日々よ】
イントロに合わせてシャッターが真ん中から両サイドに向かってゆっくりと開いていきます。すると中央の上段部に二人が登場!ガンツみたいな全身黒づくめでレザーのピカピカスーツだった様に思う。間奏の辺りから左右に拡がった階段を降りながら二人が分かれてステージ上に降りてきます。ラスト稲葉さんが後ろ向きでマイクスタンドを掴んで、後奏に合わせて頭を左右に振ってるのがカッコ良かった!

【02.さまよえる蒼い弾丸】
稲葉聖水、噴射なし…



B'zのライブLIVE- GYMにようこそ~(←わりと普通…)



【03.Don't Wanna Lie】
稲葉さんはジャケットを脱いで上は白いシャツで歌い始めます。最近のライブは“ようこそ~”の後にちょっと落ち着いた曲を持ってくる事が多い個人的にはここは激しくいきたいが、内容は今の自分に合っているので歌詞に聴き入ってました。


【04.ピルグリム】
正直ハズされるんではないかと思ってた。でもこれなら“デッドエンド”が聴きたかったのに・・。これは内容というよりも、単純にTAKのギター音が耳に残ります。

【05.裸足の女神】
不満になってしまうけど、う~んって感じ…。自分の様に毎回観てきた者にとっては、どうしてもね…。ただ今回は震災の影響で選曲にもかなり関係してると思うので仕方ないとは思います。選曲に対しては少し残念だけど、決して演奏の質が下がっている訳ではない!二人の向上心は本当に尊敬します。


稲:『こんばんわー!福井に戻ってきました~。何年ぶりか忘れたけど…、この会場に車で向かってる時に近づくにつれて“あっ!あの屋根だ!”って…、ここは屋根に特徴ありますからね。この後も精一杯演奏していくんで、今日は幸せになって帰って下さ~い!』



【06.Homebound
前半から聴かせる曲が続きます。“帰る場所”があるって幸せですよね…。これもこんな時だからこそ選ばれたのかな?当たり前であって、でもその場所の大切さを感じさせてもらえます。


【07.ボス】
稲葉さん、王道の赤チェックシャツにお着替え。何かこの曲聴いてたら会社勤めしてる時を思い出した…。無理なことは無理であって、それを求められるのは本当に辛い…。B'zくらいになると、そのプレッシャーはとんでもない重圧やろうなと思う。それを考えると、選曲がどうのとかって求めすぎてる自分が申し訳なくなる。反省…


【08.ひとしずくのアナタ】
“時間はどんなことでも~”で、エフェクトがかかった声がめちゃめちゃカッコイイ!こういうサウンド好きです。ここでちょっとテンションも上昇気味!


【09.命名】
ここで最初にウルッときた…。“何もかも予定通り進みはしない~それでも小さな体しっかり抱きしめてやれるかい?”このフレーズが頭に残ります。真の愛情って何かを考えさせられます。



【MC】
稲:『みなさん手拍子ってできますか?(笑)みんなの素晴らしい手拍子で歌いたいんだけど、その前に1人でやるとどれだけ寂しいか…ってのをやってみますね…』


パン…パン…パン…、……
(会場内に稲葉さんだけの手拍子だけが寂しく聴こえ、一人でどんどん下を向いて落ち込んでいく…)


稲:『非常に寂しすぎますよね…。じゃあ次は、ステージに居る気のおけない仲間達とやりたいと思います』


(6人で)パン!パン!パン!


会場:『ガンバレ!』

稲:『…え?ガンバレってどういうことですか?!え~、これだけ気のおけない仲間達とやってもまだ寂しいんで、やっぱりみんなでやりましょうよ!前の列から一列ずつ後ろまでだんだんと広がっていく感じで…、難しくないですよね?やってくれますか?ヤろうぜ!福井の手拍子が聞きたいんだよ!』



【10.DAREKA】
みんなで練習した後に手拍子に合わせて曲がスタート!ラストに“誰かー!”って叫んだ後、曲の終わりと同時にもがきながらステージ下へと一瞬で消えてしまった稲葉さん。何が起こったのかとザワついてると、再びエレベーター式に上昇してステージ上に戻ってきます。そこにはあの井戸が…。ここに落ちたって設定だったんですね!井戸から出てきた稲葉さんはちょっと離れた場所から無言で見つめる。モニターに拡大される井戸…


稲:『何かあそこに見覚えのあるモノが…。懐かしいですね~。(TAKに)ねぇ、あそこ入ってみたらどう?』


入る事を促す会場の歓声に対してTAKは“シーッ!”と指を口元へ…。静かになったとこで一言…


TAK『…オレは入んないよ!』


うなずく稲葉さん!スタッフに向かって…


稲:『ハイ!片付けて下さい!お願いしま~す。撤収で~す!』



【11 SPLASH!!】(英詞ver.)
きました!会場の反応も良かったです。同じ馴れ親しんだナンバーーでも、こういうのが欲しいんです!しかしまぁ、よくもあんなに細かく早い言い回しのできること!マネたいけどなかなかマネれない…。降りまくってたマラカスをラストに放り投げた!


【12 Brotherhood】
これも今ツアーには外せないのでしょう…。定番ちゃあ定番ですが、今回はまた違う観点で聴くと深みが増します。“どこかでアイツが~”からは、いつも以上に魂のメッセージと言うか、“届け!”ってパワーが込められていて、ただただその姿に引き込まれます。歌詞も“誰もが”になってたし、ラストのシャウトも圧巻でした!



【メンバー紹介】
稲:『みなさんどうですか!幸せな気分になってきましたか?もっとなろうよ!あっ、その前にメンバーの紹介しときますね(笑)Drums!Shane Gaalaas!』

S:『コンバンハ!ゲンキデスカ?アー、フクイ…、スーパークール…チョーカッコイイ…オモシロイ…、
……キョウハ、ステキナアノヒトのタンジョウビ!ハイ!1…2…3…4!』


シェーンの合図で、会場は普通の“Happy Birthday”を合唱。
ラストには膝間付いて会場に“ありがとうございます”と頭を下げる稲葉さん…


稲:『これからも見せかけの若さを磨いていきます(笑)(←自分で言いながらウケる)
シェーンさん、これでいいの?じゃあ次…、Bass!Barry Sparks!』

B:『コノマエ、サンポニデカケマシタ。シラナカタケド、ソレハタイフウノヒデシタ…。
カゼガスゴクテ、カサガコワレテ、ズブヌレニナリマシタ…』

稲:『知らなくて何時間も歩いたらしいですよ!でも知らないってのもおかしいんですけど…。
何か子供の日記みたいでしたね…。ハイ、お疲れさまでした!続いて…Guitar!大賀好修!』


大:『………(さんざん溜めて)よろしくお願いします!』


大賀さんは何か、ラーメン・イケメンみたいな髪型になっとった…


稲:『えっ!それだけでいいんですか?そうですか。これだけでいいそうです…。ではKeyboards!増田隆宣!』


増:『こんばんわ!(いつも通りさわやか)元気?…鯖江ドッグ最高!』


出た!まっすー定番グルメネタ!


増:『オイシカッタデ~ス(カタコトで…)最近、日本語変になるよね~。』

稲:『楽屋とかで彼らと居ますからね、移っちゃうんでしょうね…。ハイ、ではみんながHappyになれるやつ弾いてもらえますか?』

増:『はい!じゃあ、とっておきのやつを…』



【メンバーセッション】 #1090(スローバラードver.)

【13.TAKソロ】 #1090(松本さんソロ)


メンバーでのセッション後に、まっ黄色いシャツ着ちゃってTAK登場!
アレンジされてたけど、これは何回聴いてもイイですね~。これぞTAK!って感じでオーラ出まくりでした。


稲:『onギター、TAK松本!』

TAK:『こんばんはー!久しぶりです。今回もこうやってまた戻って来れて、皆さんの前で演奏出来る事に感謝しています…』


すごく真面目に話す…


稲:『もうそれで大丈夫ですか?』

TAK:『アー、イナバサン、オタンジョウビ、オメデトウゴザイマ~ス!』


カタコト流行ってますね!稲葉さんもウケてました。


稲:『ハイ!じゃあこの辺から、みんなで声上げていけるのを演っていきましょうか!』



【14.イチブトゼンブ】
【15.Liar!Liar!】
【16.ZERO】
【17.DIVE】

う~ん、ここら辺に関しては書きづらいのでお察し下さい…。ただ何だかんだいっても体は正直なもので、結局は気持ち良くなってる自分がいるんですけどね!結局DIVE辺りでは壊れかけてました…


【18.ザ・マイスター】
“ワザはその向こうにある”新しい環境に飛び込んだ自分にとって、この曲が今回の自分のテーマでもあると思っていたので、期待通り演ってくれて良かった!liveでは会場とのパワー交換として、juiceから引き継がれたという印象です。例の部分では『福井!まだまだ!』って何度も何度も煽られて叫び続けてました。



稲:『ありがとうございます~!みんな気持ち良くなってますか~?普段もあんな感じで是非シャウト(マイスターの時みたいに)してみて下さいね(笑)』


一息ついたあと、今回のアルバム“C'mon”についての話へ…


稲:『…え~っと、今回このC'monというアルバム製作を去年から順調に進めてきていたんですけども、皆さんご存知の様に3月に震災がありまして、そこで僕達の作業も一旦ストップしてしまいました…。そうなると全ての物事の優先順位というのも変わってきてしまい、そんな中で無力感にも包まれながら、はたして自分達のやっている事にどれ程の価値や意味があるんだろうと…。そんな悩める日々を過ごしているうちにチャリティーやテレビなんかで演奏する機会を頂いて、そういった場でやっていくうちに“やっぱコレだろ!”って…。こんな時の為に今までやってきたんじゃないかって思えるようになりました。
このC'monって言葉には、元気だそう!とか、行こう!っていう意味が含まれているんですけど、その根底にあるキーワードは“一緒に”という想いです。これから先もそれぞれにいろんな状況があるとは思いますが、お互いの心の底にそんな関係があればいいんじゃないかと…。少しずつでもいいから、僕達と一緒に進んでいきませんか?…今日はみんなに元気をだしてもらおうと思って来たんですけど、逆にみんなからたくさんの元気やパワーをもらいました!今日はどうもありがとうー!』



【19.C'mon】
静かに始まった今回のツアータイトルでもあるこの曲。“止まらない それだけで生まれるチャンス”B'zはいつも言っている。ゆっくりでもいいから前に進もう!と…。優しく言ってくれる。ラストの“C'mon”でテープが客席に発射!でもSS位までしか届いてなくて全然取れない…



サンドームは“ACTION!”の時にウェーブが凄かったけど、今回はちょっと控えめな感じ。
結構早めにメンバー再登場!



【ENCORE】
稲葉さんはラベンダーピンクの長袖Vネックシャツ、TAKは限定Tシャツ。


【ultra soul 2011
ここでのウルソは何か勿体無い気がする…。でも“終わりそう~”とTAKの間奏アレンジ部分は新鮮だった。京セラでは禁止なので、ウルトラJUMPはここで満喫!


【Calling】
最後にもってきたって事は、やっぱりラストはライブ仕様のシャウトバージョンで締め括り!何度も回転しながら叫びまくって終了…


【ENDING】 ひとりじゃないから-Theme Of LIVE-GYM-

何か久々に聴いて懐かしい…。最初に流れてた時を思い出しました。いつも通り何度も頭を下げながら後ろに下がっていく二人。規制退場もなくタンクトップのまま外へ出たら寒いのなんのって…。さすがは北陸!



Kちゃんとと再び合流したら、遅れてきたZさんもいてました。何でも高速飛ばしすぎて捕まったとか…。
事故ったらライブどころじゃなくなるんで、これからは気を付けて下さいね…

二人と別れた後グッズ売り場も空いてきたので、毎回ツアー毎に買い替えるストラップとキャップを購入!
それからはまた夜の越前海岸を、バイクで一時間かけて敦賀へと戻りました。

ホンマに凍える位寒くて、思わず立ち寄ってしまった屋台のラーメン!

たぶん普通なんやろうけど、寒さが味を倍増させてめちゃめちゃ美味かった!気がした??
旅先での忘れられない味となりました。



セトリには不満を感じながらも、遠征ライブはやっぱり楽しい!
何度も言いますが不満はセトリだけであって、二人のクオリティが落ちた訳ではなく、
いつも全力のパフォーマンスを見せてくれます!だからついてくしやめられない。

数えきれん程のB'zファンの中に、自分の様な感覚で見ている人達がどれ位おるかわからんけど・・
二人の姿から感じたこと、学んだ事を自分自身に活かせる人がもっと増えたらいいのになぁと思う。

だって二人が音楽を通して沢山の事を気付かせてくれてるし、
もしそのアンテナが合ったのならしっかりと感じとらなきゃ絶対に“勿体無いんだから!”


1つのレポ書くのにどんだけ時間かかっとんねん・・、って感じですが。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。もうすぐ地元の神戸だ!